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レコードが若者に大人気

レコードは、全世代の人から今なお愛され続ける不思議な存在です。 最近、若者を中心にアナログレコードが注目を集めています。音質的には決して優れていない、一世代前のメディアがなぜ人気になるのでしょうか?そこには感覚でしか分からない、音楽の奥深さがあります。

とにかくアガる音が欲しい

特にクラブシーンを中心としたカルチャーでは、バイナリと呼ばれるレコードが非常に人気を集めています。DJが使うターンテーブルにセットし、フロアを沸かせる主役としてアナログが今も大活躍しているのは、なぜなのでしょうか?

レコードを扱うミュージシャンたちは口々に「アナログは音が太い」と言います。ここで言う「太い」とは「音圧がある」と言い換えることができます。実際、CDとレコードでは確かに低音の出方などに変化があります。もちろん音質としてはCDの方が勝っているとも感じます。劣化しているはずの音を良いと感じるのはなぜでしょうか?

一説にはアナログレコードの仕組みが関係していると言われます。デジタルに比べてアナログは音が圧縮される仕様なので、音圧が高く感じるようです。特に低音の響きが強調されるようで、クラブには最適。静かな音楽を聴いている訳ではないので、都合が良いというわけです。

音のこだわりは全世代に

しかし、往年のオーディオマニアにとっても、やはりレコードの存在は重要なようです。その理由は「温かさ」。デジタルの音はハイファイすぎて心地よくないとのことです。「そんなのただのノスタルジーだ!」と言う人もいますが、実際音楽は聴いた人が良いと思うことこそ重要です。若者だけでなく、全年齢の人々が、アナログにこだわりを持っている例と言えます。

レコードは最後のアナログメディア?

このように、レコードの人気はまだまだ衰えず、むしろ音楽好きからは求められているようにも見えます。一方、音楽業界では、データ配信へと販売方法をシフトする流れが濃厚です。今まで中心にいたはずのCDはどんどん隅に追いやられ、いつかなくなってしまうかも知れません。デジタルの最終地点がデータ配信であり、アナログの最終地点がレコードだったと言われる日が来るかもしれませんね。

レコードがいかに優秀なメディアであったか、最近の需要を見ていると納得させられます。いつまで経っても色あせないものとして、受け継がれていくでしょう。

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