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DTMで演奏者は必要なくなる?

音楽の作り方はこの20年で大きく変化しました。パソコンの普及が進む以前は、音楽を作る手段は、作曲をして自ら楽器を演奏したり、歌うしかありませんでした。それをレコーディングし、音源化する…という形が一般的でしたので、音源作りは敷居が高いものでした。

それこそ、20年前のアマチュアバンドの多くは音源を作ることができなかったり、できてもカセットテープにスタジオでの演奏をそのまま録音し、デモテープにするというものが一般的でした。

ある程度しっかりとした音源を作るとなれば、自分たちだけではほぼ不可能で、専門のレコーディングスタジオで、エンジニアの力を借りる必要がありました。そうなれば、コストも時間もかかってしまいますので、かなり敷居が高かったのです。

それに対して、今日では簡単に音源作りができるようになりました。その気になれば、パソコンさえあればかなりハイクオリティな音源を作ることができてしまいます。 無料であってもかなりクオリティの高いDAWソフトやシーケンスソフトも多くなっています。打ち込みサウンドのクオリティもかなり高くなっていますし、一人での多重録音もかなり簡単になっています。 その気になれば、バンドを組まなくても、バンドサウンドを作り上げることが可能となっているのです。

楽器の演奏ができなくても、バンドを組んでいなくても、一人だけで音楽を作れるようになっています。そうなれば、楽器の演奏者は必要なくなってしまうのでしょうか?

一人で音楽を作る楽しさとバンドの楽しさは違う

デジタル系器機の進歩によって、一人でも音楽作りを楽しむことができるようになってきました。確かに、自分の思うがままに音楽作りをするのはとても楽しいものです。特別な技術も必要なくなってきていますので、あなたが頭の中で思い描いている音楽をそのまま形にすることができるのです。これは一度やってみるとクセになってしまうものです。

このように、一人で音楽を作ることにも魅力はありますが、実際に楽器を演奏し、バンドでプレイすることにもまた別の楽しさがあります。 もちろん、思うままに楽器を操れるようになるためには、かなりの技術が必要です。短期間でそんな技術を身に着けることはできませんので、時間も手間もかかってしまいます。 また、バンドを結成して活動するとなれば、メンバーを集め、スケジュールを合わせて練習するとなれば時間もコストもかかります。

また、それぞれ好みやセンスは異なっていますので、すべてが自分の想い通りの音楽にできるとはかぎりません。ですが、逆にメンバーがそれぞれ異なったセンスを持っているからこそ、自分が想像もしていなかったようなグルーヴやメロディが生まれることもあります。これこそがバンドの醍醐味でしょう。 また、楽器を演奏すること自体もとても楽しいものです。特に、バンドのメンバーと一緒に演奏する楽しさもまた、一人では味わえないものでしょう。

このように、いくら一人で音楽を作ることができるようになったとは言っても、楽器演奏をする、バンドでプレイをする楽しさがなくなってしまうわけではありません。なので、これからも続くことでしょう。

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