Category : ART

逆に新しい?!若者に流行のチェキの魅力とは

今、スマートフォン用カメラアプリの中でもトップクラスの人気を誇る「Instagram」で、レトロカメラのような風合いの写りがユーザーたちから好まれています。最新のデジタルカメラではどんどん画質が良くなる一方で、こういったレトロな写りがメジャーな人気を集めているのです。

それと似たような現象でしょうか、アナログなインスタントカメラの「チェキ」に再ブームの火がつきました。今回は、オシャレ感度の高い女性を中心として人気を集めるチェキの魅力に迫ります。

レトロな色合いが逆に新しい!

「チェキ」は、富士フィルムから「intax(インタックス)」という正式名称で発売されたカメラです。初登場は、1998年。当時はまだカメラと言えばフィルムカメラが主流で、写真屋さんへ行って現像するまでは、どんな写真が撮れたのか分からないのが当たり前でした。そんな中で、写真を撮ったらその場で現像されて出てくるチェキは、若い女性を中心に人気を集めます。

その後、自宅でプリントできるデジタルカメラが登場するなどの時代の流れで、チェキの人気は徐々に下火になってきました。ところが、デジカメやスマートフォンで高画質な写真を撮れるのが当たり前になってくると、今度は逆にチェキのレトロな風合いが「カワイイ!」と受け入れられるようになったのです。韓国や中国で人気タレントがチェキを使ったのをきっかけに、廃番寸前になっていたチェキに再ブームが到来しました。その流行が、チェキの発祥地である日本までやって来るのに、それほど時間はかかりませんでした。

すぐに写真が出てくるのが面白い!

チェキの個性といえば、ちょっとレトロでオシャレな写りと、撮ったらすぐに写真が出てくるところですよね。デジカメの登場によって、写真は自分でプリントできて、かつ何度でも撮り直しができるものに生まれ変わりました。しかし、その場で写真が出てくるチェキならば、プリントする手間もありません。それから、1度シャッターを切ったらやり直しがきかない点も、デジタルに慣れ切ってしまった若者にとって、新鮮だったのでしょう。

「1度撮ったらやり直しがきかない」というのは、もとはといえば"不便"と考えられていた部分です。デジタルが当たり前になると、こういったアナログ特有の欠点も、前向きに捉えられるのですね。

アイドルイベントでも欠かせない存在に

今、チェキを楽しんでいるのは、必ずしもオシャレ感度の高い若い女性だけではありません。実は、アイドルのイベントでもチェキが活用されているのです。アイドルの現場では、ファンたちがアイドルにお金を払って、一緒にチェキに写ってもらう文化が根付いています。憧れのアイドルと一緒に写真を撮って、その場で出てきた写真にサインやメッセージを書いてもらうのは、良い思い出にもなりますよね。このように、チェキの活躍の場はまだまだ幅広く残されていそうです。

今回は、廃番寸前から復活を遂げたインスタントカメラ「チェキ」の魅力をお伝えしました。レトロなものでも、時代の流れの中でふたたび注目を集めることがあるようです。アナログとデジタルが上手く共存共栄できると、さらに楽しい未来になりそうですね。

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